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キム・ハンミン

プロフィール

映画「神弓-KAMIYUMI」で監督・脚本を担当したキム・ハンミンは韓国出身の映画監督。2007年に絶海の孤島・極楽島を舞台にしたスリラー映画「極楽島殺人事件」でデビューした。2009年に製作した「携帯電話」では、携帯電話をなくした芸能人マネージャーとそれを拾った男との対決というスリラーに挑戦し、高評価を得た。2011年「神弓-KAMIYUMI」では、韓国年間動員数1位を記録するなど、今後の活躍が楽しみな監督である。2013年1月からは、李舜臣将軍の鳴梁大捷を題材とした「鳴梁、渦巻く海」を製作中。2014年夏の封切を目標にしている。

監督作品

「極楽島殺人事件」(2007年)

1986年9月、韓国ではアジア陸上競技大会が行われていた。中長距離のスター選手イム・チュネが、800m、1500m、3000mの三種目で金メダルを取ったことで、韓国全土は沸きかえっていた。そんなとき、モッポ(木浦)近海で人の頭部の死体が発見される。

司法解剖が行われ、その頭部は近隣に位置する孤島「極楽島」の住民のものであることが判明する。本格的な捜査のため、特別調査班が設けられた。彼らは事件解決のため、極楽島を訪れる。島民わずか17名の小さな島で、住人たちは外の世界への興味がなく、素朴で平和なことだけが取柄。まさに天国ような場所だ。なぜこんなところで殺人が…?刑事たちは、送電技師の合宿所と推定される場所で殺人事件の形跡を発見する。しかし、見つかるのは血痕や壊れた無線機だけで、肝心の死体は見つけることができなかった。

そんなとき、第二の殺人事件が発生する。キム老人の喜寿のお祝いが行われた翌日、送電技師二人が死体となって発見されるのだ。警察は、前日に二人と花札賭博に興じていたというトスクを有力な容疑者としてあげるが、彼もまた行方がわからなくなっていた。事件は何の進展もないまま、解決の糸口を見出せずにいた。絶海の孤島で突如発生した惨劇に、島民たちはパニックに陥り始める。島民の全員が容疑者で、次の被害者候補なのだ。人々は花札賭博殺人事件の犯人を捜し始めるが、お互いがお互いを疑う中での捜査は隣人の死体を増やすだけだった。

一方、学校用務員のチュンベは偶然にも、今回の殺人事件に関連するメッセージを発見する。チュンベはメッセージの本当の意味を知るため、血眼になって捜査に繰り出すのだった。

弓道しようぜ!

「携帯電話」(2009年)

マネージャーのスンミンにとって、彼がマネジメントする女優・ジナは最後の希望だった。芸能界の下積みから、ただただ成功のみを夢見て生きてきたスンミン。毎晩続く接待の席は借金をしてででも参加した。しかしついに首が回らなくなり、消費者金融の脅迫が家族にまで及び始めていた。

起死回生をかけたジナのCM契約が、数億ウォンという高値で決まろうとしていたある日、ユンホと名乗る謎の男がジナのセックスビデオを持っていると脅迫してきた。スンミンの携帯に証拠の動画を送り、金を要求してくるユンホ。どうするべきか悩むスンミンに更なる悲劇が襲う。携帯電話をなくしてしまったのだ。

パニックに陥るスンミンのもとに、携帯電話を拾ったという男・イギュからの連絡が来る。スンミンはイギュが、例の動画を見たのではないかと苛立つ。イギュは携帯電話を返す代わりに、3つの条件を出してきた。ジナのCM契約が決まらなければ自分の人生は終わり。そう思ったスンミンは、イギュの無理難題にも従うしかすべがなかった。しかし次第に危険になってくる要求に、スンミンはイギュを捕らえることを決意する。

韓流セレクション

「神弓-KAMIYUMI」(2011年)

韓国での動員800万人を記録した、大ヒット作。キム・ハンミンの名を世に知らしめる事となった出世作。

映画「神弓-KAMIYUMI」について

ヒットの要因

キム・ハンミン監督は、爆発的なヒットとなった「神弓-KAMIYUMI」について、インタビューで「時代劇とチェイスアクションの結合が、観客にとって新鮮だったのでは」と語っている。また主人公・ナミが妹を守るために立ち上がり、清の軍隊に立ち向かい、身を挺して妹を助けるというストーリーが共感を生んだため、ヒットできたのではないかと分析している。

弓へのこだわり

なぜ“弓”という武器にこだわったのか。その答えはハンミン監督の幼少時代に隠されていた。ハンミン監督のふるさとには近くに弓場があり、日常的に弓が的に当たる音や、弓が風を切って飛んでゆく様を体感していたのだそうだ。その時の強烈な印象が、「神弓-KAMIYUMI」の製作につながったという。また、ロンドンオリンピックでは、韓国アーチェリー勢がメダルを取るなどの活躍が記憶に新しい。ハンミン監督は「神弓-KAMIYUMI」公開後にアーチェリー選手のための試写会を行い、弓についての意見を求めるなど、積極的に交流している。また劇中の「風は計算するものではなく、克服するものだ」という台詞は、ロンドンオリンピックのアーチェリーの解説で度々引用された。監督はこのことについて「気恥ずかしくもあり、とてもありがたかった」と話している。

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